《New World Border -OLYMPIA-》series

《New World Border -OLYMPIA-》series

[左]
New World Border -OLYMPIA1896-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm
[右]
New World Border -OLYMPIA1936-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm
[中央]
New World Border -OLYMPIA1964-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm

アルテ・ポーヴェラ運動の代表的なアーティストであるアリギエロ・ボエッティ(Alighiero Boetti)による、各国の領土・国境線ごとにその国の国旗を縫い込んだ織物の作品《MAPPA》を下敷きに、世界の秩序や国境線が迷彩柄のように混沌と化しつつある現代において、”新しい地図”を提示するシリーズ「New World Border」。本展では、2020年を目前に控えたいま、近代オリンピック史を遡る。取り上げるのは、1896年にアテネで開催された第一回目のオリンピック、1936年にナチス政権下で敢行されたベルリンオリンピック、そして1964年の東京オリンピック。それぞれの大会参加国の全国旗を改めて翻させることで、近代オリンピックが担ってきた〈イデオロギー〉を炙り出すことを試みる。また言うまでもなく小品の2点は、「蚊帳の外」である日本を尻目に世界史的な大変動を見せている、朝鮮半島や大国間の情勢に照応している。

[左]
New World Border -OLYMPIA1896-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm
[右]
New World Border -OLYMPIA1936-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm
[中央]
New World Border -OLYMPIA1964-
2018|テトロンバンテンに昇華転写プリント、パネル|1189 × 841 mm

アルテ・ポーヴェラ運動の代表的なアーティストであるアリギエロ・ボエッティ(Alighiero Boetti)による、各国の領土・国境線ごとにその国の国旗を縫い込んだ織物の作品《MAPPA》を下敷きに、世界の秩序や国境線が迷彩柄のように混沌と化しつつある現代において、”新しい地図”を提示するシリーズ「New World Border」。本展では、2020年を目前に控えたいま、近代オリンピック史を遡る。取り上げるのは、1896年にアテネで開催された第一回目のオリンピック、1936年にナチス政権下で敢行されたベルリンオリンピック、そして1964年の東京オリンピック。それぞれの大会参加国の全国旗を改めて翻させることで、近代オリンピックが担ってきた〈イデオロギー〉を炙り出すことを試みる。また言うまでもなく小品の2点は、「蚊帳の外」である日本を尻目に世界史的な大変動を見せている、朝鮮半島や大国間の情勢に照応している。