名称:200年をたがやす
会場:秋田市文化創造館
会期:2021年7月1日〜9月26日
ワークショップ:ニューズ・フロム・フィールド
オンライントーク:ユメのイエとユートピア
「200年」という幅で、過去に、そして未来へと、様々な旅路であきたを探る展覧会です。200年前は江戸時代。明治維新よりも以前に遡ります。歴史教科書などではあまり区切られることのない幅で物事を捉え、人々の営みをたどることから、私たちのこれからの生活や豊かさについて模索していきたいと思います。
「Culture(文化)」は「Cultivate(耕す)」を語源とします。無数の先人がたがやしてきた土壌に、私たちの文化は形成されているのです。本展覧会は、生活・産業、食、工芸、美術、舞台の5分野を軸に展開されます。一見バラバラな領域ですが、どれも私たちが生きるうえで不可欠なもので、複雑に関係し合っています。
そして、多様な参加により成立するプラットフォームとなることを目指し、会期を2つに分けて公開します。
第一期はオープンスタジオ期間の「つくる」。アーティストや職人、研究者などの専門家を中心としつつも、この地域に暮らす多彩な人々と一緒に、生活・産業、食、工芸、美術、舞台という5つの要素について、調査・研究と創作活動を展開します。文化創造館という創造の拠点において、つくる活動をひらくことを試みます。
そして第二期は展示期間の「みせる」。「つくる」の成果を、展覧会を軸に、公演やイベントなども交えて日々変化する動きのある場として公開します。
過去のかけらをたぐり歴史の網目を垣間見、未来をつかむべく創造行為を展開することで、あきたの文化をたがやす活動を継承していきます。
※「200年をたがやす」は、秋田市「文化創造プロジェクト」の一環です。
秋田市は、県内文化の交差点です。展覧会「200年をたがやす」を切り口として、それぞれの分野ごとに、秋田市から「あきた」の文化を見つめ、また、「あきた」を知ることで、秋田市の文化を見つめ直し、再発見していきます。文化創造プロジェクトでは、時間やジャンルをまたいで、秋田市の人・暮らし・文化をたがやし、未来へのつながりをつくっていきます。