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名称：中島晴矢個展「ＳＵＲＧＥ」
会場：Gallery TURNAROUND
会期：2017年10月10日〜10月22日
ライブイベント：WAKANA-SYU from SENDAI feat. APE TOPE（中里広太・関本欣哉）
トークイベント：千石英世 (文芸評論家) × 中島晴矢 司会 - 関本欣哉
ハンドアウト（PDF）
個展「SURGE」は、仙台の地を舞台としています。もっと言えば、仙台市街と、東日本大震災での津波被災地・荒浜の二カ所です。その内陸部と沿岸部を繋ぐのは、小説家・島崎藤村。
1896年（明治29年）、今の仙台駅すぐそば、名掛丁の下宿「三浦屋」に一年間滞在した藤村は、遠く荒浜の潮の音を聞きながら処女詩集『若菜集』の詩を書いたと言います。その『若菜集』に収められている荒浜をうたった詩「潮音」の石碑は、荒浜に設置されていましたが、東日本大震災の津波で被災し、2015年、名掛丁の「藤村広場」に震災遺構として移設されました。詩碑に残る生々しい津波の傷が、いまも市の中心部でその惨状を伝え続けています。それは、市街地と荒浜のみならず、過去と現在を繋いでいるようでもあります。
120年前に藤村に、そして6年前の3月に私たちの耳に聞えた「はるのしほのね」は、いまどのように響くのだろう？
2017年の仙台で、潮のうねり（＝SURGE）に揺さぶられながら「聞えた」ものを、映像などのインスタレーションで構成します。
中島晴矢
名称：中島晴矢個展「ＳＵＲＧＥ」
会場：Gallery TURNAROUND
会期：2017年10月10日〜10月22日
ライブイベント：WAKANA-SYU from SENDAI feat. APE TOPE（中里広太・関本欣哉）
トークイベント：千石英世 (文芸評論家) × 中島晴矢 司会 – 関本欣哉
ハンドアウト（PDF）
個展「SURGE」は、仙台の地を舞台としています。もっと言えば、仙台市街と、東日本大震災での津波被災地・荒浜の二カ所です。その内陸部と沿岸部を繋ぐのは、小説家・島崎藤村。
1896年（明治29年）、今の仙台駅すぐそば、名掛丁の下宿「三浦屋」に一年間滞在した藤村は、遠く荒浜の潮の音を聞きながら処女詩集『若菜集』の詩を書いたと言います。その『若菜集』に収められている荒浜をうたった詩「潮音」の石碑は、荒浜に設置されていましたが、東日本大震災の津波で被災し、2015年、名掛丁の「藤村広場」に震災遺構として移設されました。詩碑に残る生々しい津波の傷が、いまも市の中心部でその惨状を伝え続けています。それは、市街地と荒浜のみならず、過去と現在を繋いでいるようでもあります。
120年前に藤村に、そして6年前の3月に私たちの耳に聞えた「はるのしほのね」は、いまどのように響くのだろう？
2017年の仙台で、潮のうねり（＝SURGE）に揺さぶられながら「聞えた」ものを、映像などのインスタレーションで構成します。
中島晴矢