ペネローペの境界

ペネローペの境界

UNIVERSALISM

UNIVERSALISM
中島晴矢
足踏みミシン
2015

その呼び名が「Machine」の日本語読みに由来するように、ミシンはかつて「工業技術の象徴」(アンドルー・ゴードン『ミシンと日本の近代』)であった。その意味で、アームに表記された「UNIVERSAL」には機械における「自在」という訳があたるが、言うまでもなく、「全世界的」「普遍的」という訳語も含意しよう。そう、「普遍」を刻印されたMachine(機械=ミシン)は、布地を糸で縫い上げて、境界線を紡ぎだす。